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ラ・マンチャの男@シアターBRAVA!

1995年に青山劇場で、生まれて初めてみたミュージカルが「ラ・マンチャの男」でした。
あれから丁度20年ですねぇ。
そして今回の大阪公演の場所は、かつては劇団四季が上演していた劇場で、
2002年にここでキャッツを観た事がきっかけで深く深く四季にはまり込んで行った、
思い出の場所でもあります(笑)

ラ・マンチャの男@シアターBRAVA!_a0333253_19310390.jpg

記しておくならば、ラ・マンチャの男はその後
1997年(青山劇場)1999年(劇場飛天)2012年(帝劇1200回公演)と観たので
今回で5回目。
回数にしたらそんなに多くはないけれど、年月が経ち、
私もようやくこのお話の真髄が腑に落ちる年齢になってきました。

途中どうしても観に行けなかったのは、
アルドンザ役が松たか子ってのが納得できなかったから。
松たか子は素晴らしい役者さんだと思います。
でも、父と娘という目でしか見れないと思ったのです。

なので前回1200回公演で初めて松たか子のアルドンザを観たのですが、
なんで先入観を捨ててもっと早く観ておかなかったんだろう、と思うほど
素晴らしいアルドンザだったのでした。歌も、お芝居も。

と、前回までの思い出にひたりつつ今回公演へ。
生協の共同購入で購入した割引チケットだったのですが、
席は下手側ながら前から5列目♪
こじんまりした小さな劇場だし、とても近くでお芝居を堪能できました。
そして今回初めて気づいたのですが、かなりの傾斜舞台になってました。

その舞台上をゴロゴロと転がったりする主演の幸四郎さん(73歳)
セリフが聞き取りづらい所があるのは前からなんですが(^_^;
役とご本人の生き様とが重なり、セリフには凄みが増していましたし、
私自身も年齢を重ねたせいか、それらのセリフがストンと心に響いてきて、
今まで以上にこの物語に深く深く入り込んでいきました。

狂気の世界に生きていた方が幸せな事ってあるよなぁ、と思う。
でも、現実世界にいて、そんな狂気の世界の人間を心配するふりして
自分の事しか考えていない立場の人間の事もすごくよくわかる。

『夢に溺れてしまって現実を見ないのも狂気かもしれぬ。
 現実のみを追って夢を持たぬものも狂気かもしれぬ。
 だが一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生にただ折り合いをつけてしまって
 あるべき姿のために戦わない事だ。』

カーテンコールはブラボーの嵐で、最後の最後に幸四郎さんが出て来て英語で
「The Impossible Dream」を歌い上げてくれました!

あぁ、10月の帝劇も行きたいなぁ。
幸四郎さんのドン・キホーテをこの目に焼き付けておきたい。


by peponi1991 | 2015-09-13 20:14 | 観劇


京都市在住。♀ 猪突猛進で好奇心旺盛な多趣味なミーハー人間。ただし、熱しやすく冷めやすい…。


by peponi

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